私の親父は、ガンで胃の全摘手術を受けました。
手術当時は「酒なんてとても…」と、本人こそが言っていましたが、
親父の胃袋が無くなって早3年、ほとんど毎日晩酌する日常が、戻っています。
離れて暮らす兄夫婦にも何か思うところがあるようで、
毎年、父の日や父の誕生日に何かしら贈られるようになりました。
私は覚えていたら贈り物をしていますが、最近ネット通販をせびられるようになりました(笑)。あほっぽくて、平凡で、とても素晴らしい日常だと思いませんか。
さて、今年も、親父の誕生日がやってきます。
胃全摘している方、最近少なくないご様子で、何か情報共有できたらと筆をとりました。
何かお役にたてば恐縮です。
胃袋がなくなると、通常より少ない量を1日に5回くらい食事します
朝昼夕の通常の食事は、胃摘出前の半分程度になりました。
胃摘出後は、その日の体調によりますが、だいたいおやつと夜食を食べているようです。
朝昼夕の食事は私たちと同じメニュー、おやつと夜食は、バナナと、何か軽いものを食べているみたいです。インスタント麺やお菓子など、なかなかジャンク。本当は、病院の方から「栄養価の高いものを少量で食べてくださいね」と言われています(笑)。病院の言いつけを守らないと、どのような生き様をたどるんでしょうね。。。
胃袋で消化できなくなるので、とにかくよく噛むように言われます
腸は吸収機関のため、消化は全く行わないそうです。
そのため、とにかくしっかり噛むように言われます。噛んで、唾液で消化してあげるようにするんだそうです。噛むのをサボってガツガツ食べると、腸が詰まって、緊急搬送されます。
口に入れるととろけるようなものが口に合うそうです
柔らかいもの・少し硬いもの、ほどほどに食べますが、たくさん噛んでいれば顎は疲れるに決まっているので、口に入れるだけでとろけるようなものは、とても口に合うそうです。
親父は歯が悪いのを治さない頑固者のため、苦労は尽きません。
ですが、私は歯医者の治療が怖いので、歯医者に行くのももちろん怖いです。親父も歯医者怖いんやな。ぐへへ。。。
食事のあとは、しばらく安静にします
食べたあと30分〜1時間程度、安静にして過ごしていることが多いです。
いきなり動くと腸が詰まって(ry
それに伴ってなのか、パジャマで過ごす時間が増えました。くつろぐなら、やっぱりナイトウェアですよね。
胃のない親父に好評だった「土産」と、今年の「誕生日プレゼント」
東京レモンチェ
私、1つも食べる暇なく無くなりました。よほど口にあったようです。
また買って帰ろう。。。
https://www.tokyo-lemonche.jp/
ドライフルーツ
噛めば噛むほど美味しいみたいです。そりゃそうだ・笑。
パジャマ
本日の誕生日プレゼント。
70歳の古希祝いなので奮発するぞ!と、新iPadを添えようとしたのですが、入手できず、
週末あたり、遅ればせのお納めかな。。。
不評を買った土産
牛タン
1切れ食べられませんでした。歯が悪い人には、そりゃあ無理ですよね。
箸さえつけない食べ物
うなぎ・干物など、小骨のある魚
骨が腸壁に刺さったり、喉と腸のつなぎ目に引っかかるそうです。
胃摘出後、親父は刺身やシラスくらいしか魚を食べていません。
マグロは安心で美味しいそうです。
何年健康に生きられるかなんて、誰もがわからないことですが、
親父の一生を、まあまあ楽しい人生として締めくくるサポートができればいいなと思います。70歳の誕生日おめでとう。
そして…
ボケないでーーーーー!!!(今日一番肝心なこと)