見やすい・わかりやすい・伝わりやすいデザインとは

「見やすい・わかりやすい・伝わりやすい」デザインは、数字に結果が現れます。

2009年の定額給付金申請書の不備は7割もあったそうです

7割の不備ということは、
不備ポイントを赤入れして、送り返して、書類が届いたら赤入れ通り作り直して、また送って、届いたら書類チェックし直して、再決裁し直して、、、と、情報の受け手・送り手共に、決して少なくない手戻り工数が、申し込み全体の7割分も発生したということです。自社では、絶対に起こってほしくありません。

 

「わかりやすさ」「わかりにくさ」とは

さて、専門家から突っ込みが入る覚悟で記すのですが、
まず、情報伝達を行うデザインのことを、「コミュニケーションデザイン」と言います

このコミュニケーションデザインの「わかりやすさ」を評価・認証する
第三者機関一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(以下、UCDA)という組織があります。
UCDAでは、「見やすい・わかりやすい・伝わりやすい」デザインを、
「ユニバーサルコミュニケーションデザイン」と呼んでいます。

UCDAは、内閣府・第47回食品表示部会資料において、
情報伝達を行うデザイン、つまりコミュニケーションデザインでは、「こうすれば使いやすい、わかりやすい」といったメーカー各社による独自基準(ユニバーサルデザイン)が設けられていないことに触れています。

[PDF]内閣府・第47回食品表示部会資料(8ページ目)

 

しかし、UCDAは活動方針のなかで、情報伝達においてもコミュニケーションの改善を図る必要性を謳っています。

生活者の生命と財産に関わる重要なコミュニケーションにおいては、高度な企業コンプライアンスと生活者の納得性の両立が求められます。そのためには、どちらか一方の都合に偏らないフェアな視点で、コミュニケーションの課題を発見して、改善することが必要です。
私たちは様々な立場による「集合知」で客観的な評価基準を用いて、情報のコミュニケーションをわかりやすく改善するための指標を提示してまいります。

https://ucda.jp/ucda/mision.html

「生活者の生命と財産に関わる重要なコミュニケーション」は、
インターネットショッピングの普及に伴い、私たちにとても身近になっています。
しかし、申込書、購入決定ボタンまでの入力フォームなどは
ウェブサイトごとにバラバラで、入力内容がわかりづらいことも少なくありません。
一方で、わかりやすさ・入力しやすさを追求・実践しているウェブサイト運用者もいます。

これが、「わかりやすさ」「わかりにくさ」です。

現在、「わかりやすさ」「わかりにくさ」の基準のようなものは浸透しておらず
運用者任せのため、「わかりやすさ」「わかりにくさ」が混在していると言えるでしょう。

当然、わかりやすい方がいいに決まっています。
しかし、運用者任せであること、独自方針では実際の効果を数値化困難なこと、
何事も予算上限があることなどから、担当者やデザイナー任せになってしまっているようです。

 

その結果「わかりにくい」と、冒頭の定額給付金申請書の不備が7割、のような、
大変遺憾なことが起きます。

 

「見やすい・わかりやすい・伝わりやすい」を大切にしたら

UCDAの発足(2009年)から約10年が経過し、保険・金融の各社資料が本当に読みやすくなりました。読みやすくなったことで、どのようなサービスを受けられるのか理解するまでの時間が短縮されました。また、より納得感を持って契約できるようになりました。

実例でどのような改善結果が出たのか、少量ですがいくつか公表されています。

[PDF]内閣府・第47回食品表示部会資料(20〜22ページ目)

 

入会申込み数 15% 向上」と聞いたら、頑張らないのは勿体無いですよね。

 

「見やすい・わかりやすい・伝わりやすい」に大切なことは2つ

「見やすい・わかりやすい・伝わりやすい」に大切なことは、下記の2つです。

 

(1)情報の内容自体をわかりやすく、少なくします

(2)見やすい文字サイズ、色、余白にします

 

(1)情報の内容自体をわかりやすく、少なく

まず、誤解を生まない表現を工夫します。
例えば人によって認識の変わりやすい表現(文章、単語)を避けます。

また、情報量が一定値を超えると、過半数の生活者は「読みにくい」または「読みたくない」と回答するため、絶対的な文字(情報)量を減らします。

 

(2)見やすい文字サイズ、色、余白

見やすい文字サイズ、意図の伝わりやすい色、読みやすい余白にします。
例えば、黄色を見ると大体の人は警告内容だと受け取ります。文字のサイズは印刷物であれば8pt以上、ウェブサイトなどのモニター上で見る文字は14px程度としています。

最近は、印刷物の本文は10pt、ウェブサイトの本文を16pxで作成しているものを多く見かけるようになりました。

 

問い合わせフォーム・申込書の見直し、利用規約・プライバシーポリシーページの改善など

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